ダージリン・マカイバリ紅茶農園から届く、紅茶のメールマガジン「マカイバリ紅茶通信」

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マカイバリ紅茶通信

マカイバリ紅茶農園から届く紅茶のメールマガジン「マカイバリ茶園通信」。マカイバリ茶園主からの手紙や、マカイバリ茶園の紅茶のこと、シュタイナーのバイオダイナミック農法、そしてニューデリー駐在員からのインド情報など、旬の話題を盛りだくさんでお届け中です!

 

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ダージリン・マカイバリ紅茶通信
23号 2002年1月10日   ドイツ人留学生からの手紙 その2
 〜マカイバリ茶園への旅〜

 皆さんこんにちは!マカイバリジャパンの石井です。
 お正月も終わり、また新年度の仕事が始まりました。早速にマカイバリ茶園のビデオプレゼントにご応募いただきましてましてありがとうございました。当選の方々に昨日ビデオをお送りいたしました。何度観ても茶園主ラジャ氏の取り組みは感激します。どうぞマカイバリ紅茶を飲みながらご高覧ください。私たちもこのビデオを観ていただくことが茶園を一番理解していただくことだと思っております。皆様のご希望に添えるように再度ビデオの準備をして おりますので、ご覧になりたい方はメールにてご一報くださいませ。


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INDEX
■感謝の気持ち(お客様の声)
■マカイバリ茶園からのメッセージ
■最後に
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■□■  お客さまからの声  ■□■
 お客様より年賀状そしてメールにて色々なご意見・ご感想をいただきして誠にありがとうございます。 その一部をご紹介させていただきます。

●昨年は香りの高いお茶が楽しめました。今年のファーストフラッシュが楽しみです。
●美味しい紅茶を毎日楽しみながら毎日いただいております。
●お陰様でお茶の世界が広がりました。
●近くの店にマカイバリ茶園の紅茶が並び始めました!
●正直な事を言いますと貴方のHPを初めて見たとき他とは違い、茶園を一つに絞ってある為、興味を持つ事が出来ませんでした。しかし、実際に取り寄せて淹れてみれば答えはすぐ出ました。茶園が一つなのは貴方が提供するマカイバリ茶園の葉は“美味しい紅茶”を淹れれるからなんだと。他店との大きな差は“香り”にありました。淹れた時に香りが飛躍的に豊かになるのが驚きでした。今年のクオリティーシーズンはお世話になると思いますので今後ともよろしくお願いします。

 嬉しい声をありがとうございます。私たちも多くの素晴らしいお客様と紅茶に支えられていることに感謝し、今後もマカイバリ茶園より旬のおいしい紅茶をお届けできるように努力いたします。


■□■ マカイバリ茶園からのメッセージ  ■□■   
前回に続きドイツ人女子学生がマカイバリ茶園で5週間を過ごした滞在記です。マカイバリ茶園へ受け入れをラジャ氏承諾された彼女はインドに向けて出発します。

■ 私のマカイバリ茶園滞在記 その2■ (2001年9月28日から11月3日まで)
 それまで私はマカイバリ茶園のことを全く知らなかったけれど、インターネットで調べたり、両親がくれたバナジー氏が書いた "Das wunder von Darjeeling"と言う本を読み始めたりしました。そしてずっと前に"Novalis"と言う雑誌でバナジー氏、と言う方の素晴らしいインタビューの記事が載っていたことを思い出しました。その記事に感激したことを今でも何となく覚えています。そしてまさにそのバナジー氏に、私はこれから会いにいくのです。

 忙しい試験期間が終わった数ヶ月間、私はイタリアへ旅行に行ったり、フランス旅行へのお金を貯めるために7週間アルバイトをした後、フランスを旅行したりしていました。そして荷物をまとめ、ついにインドへ出発しました。あまりの忙しさに、私はインドへ戻る心の準備はできていませんでした。きっと、 バングラディッシュから来た人やインドから来た人でごった返しているロンドンの飛行場に着くまで、これから自分がインドに戻る、と言う感覚はなかったと思います。 

 真夜中にカルカッタの飛行場に着きました。すごい湿気と暑さ、薄暗い黄色い電球の灯り、そして親切な入国審査官。壁に張り付いていたヤモリがいなくなっていたことを除けば、カルカッタ の飛行場は全てが5年前に私が家族と訪れた時と同じでした。 私が飛行場から出てくると、知らない女性3人と男性 1人が私を囲み、私に歓迎の花輪を首に掛け、額に黄色い粉を付け、そしてお菓子と袋をくれました。 私の友達チャンドリマは明日の朝に会う約束をしているので飛行場には来ないし、この人たちは一体誰なのだろう、とためら いましたが、少し時間が経つとこの人たちは旅行代理店の人たちだ、と言うことが分かりました。  

 翌朝、5年前の旅行で知り合ったインド人の友達、チャンドリマが会いに来てくれました。私達は5年前に数日だけしか一緒に過ごさなかったのですが、その日はずっと昔からの友達のように仲良く楽しく過ごしました。インドのおもてなしはすごくて、私は一日中美味しいお料理を頂きました。特にベンガル州の甘いお菓子が美味しかったです。

 その夜、私は列車でニュージャイプール、と言う所へ出発しました。駅のホームは大勢の人々、高く積まれた荷物、物売り、荷物運びそして物乞いの人々でごった返していて、一人ぼっちの私はただ立ちすくんでいたように思います。インドの列車の旅は、ヨーロ ッパの列車の旅とは違っていて、私はそれらを観察することに夢中になっていました。インドの列車の旅は家族で旅行している人が殆どで、みんな家財 道具や日常品を一緒に積んでいます。女の人たちは静かに座っていて、家族の面倒を見ています。子供達は遊んだり眠っていたりしていますが、子供達が何をしようと大人たちは彼らに優しく接し ています。男の人たちは殆どの時間をお喋りをしたり、大きな声で討論をしたりしています。私はインドの言葉は分からないのです が、彼らが喋っている言葉の端々から「カルカッタ、シリグリ、 デリー、ムンバイ」と言う単語で出てくるところから、どうやら私の近くに座っている男の人たちは、これらの街のことについて話しているようでした。

 チャイやコーヒー、スナックやお菓子そしておもちゃを大声で叫びながら売りに来る男の人たちが大勢、私の横を通り過ぎていきます。ヨーロッパから女の子が一人で旅行をしている姿は殆ど見ることができません。インドでは一人で旅行をしている人は殆どいませんし、特に女性が一人で旅行をすることはありません。ヨー ロッパでは普通なのですが。ですので、私に話し掛けてくる人の最初の言葉は、「一人で旅行をしているの?」そして「どこから来たの?」「あなたの名前は?」「あなたの名前の由来は?」「どこへ旅行するの?」「兄弟はいる?」「結婚しているの?」「インドのことをどう思う?」などです。 私が列車の中で会った人は皆優しく、そして親切でした。夜行列車の中で私は一晩中ぐっすり眠り、翌朝ニュージャイプールに到着しました。 

 私は駅でマカイバリ茶園の人に会う約束をしていた のですが、そこにはしつこく私に声を掛けてくる大勢のタクシード ライバーしかいませんでした。しばらくそこで待っていましたが、 重い荷物を持っていたので汗びっしょりになってしまいました。私はマカイバリオフィスに電話をすることにしました。しかし その電話番号は既に変更されていたのです。観光案内の人の助けを借り、ようやくバナジー氏と電話で話すことができたのですが、 なんとバナジー氏は私が一ヵ月後に来ると勘違いしていたのでした。 バナジー氏はタクシーを用意してくれました。私はお喋り好きなドライバーに連れられ、やっとの思いでマカイバリ茶園に行き着くことができたのです。到着すると、まず紅茶を頂きました。                                   次号に続く


■□■  原文  ■□■
FINDING MY WAY TO MAKAIBARI (NO.2)
  Not until then I began reading some things about Makaibari. I visited the website, my parents gave me the book ' Das Wunder vonDarjeeling' which Mr. Banerjee had written and one day I even realized that the wonderful interview I had read a long time ago in the German magazine Novalis , which I still remembered vaguely as quite inspiring,was of that very Mr. Banerjee whom I was going to visit.

  A few months later, after a busy exam time, a trip to Italy, 7 weeks of work to earn the money I needed for the journey and a trip to France, I packed my stuff to finally go back to India. I didn't have the time to mentally prepare myself for it, I think I didn't realize what was happening until I was in the airport of London, surrounded by people from India and Bangladesh.

  When I finally arrived in Kolkata airport in the middle of the night I got embraced with the thick, hot and humid air, saw the dim yellow lights and got treaded very friendly at the passport control exactly as it had happened five years ago. Only the geckos on the walls had disappeared. When I was suddenly surrounded by 3 ladies and a man who gave me a welcome with flower necklace, yellow spot between the eyebrows, sweets and a new bag, I was surprised and confused. I knew that my friend Chandrima wouldn't come before morning. It took a while until I realized that it was the Indian Tourism Office.

  In the morning my friend came and I spend a wonderful day with her. It seemed as if we had spent more time together than just a few days 5 years ago.And the Indian hospitality is overwhelming. I got treated all day long with delicious foods, especially the Bengali sweets.

  In the night I took the train to New Jalipur (NJP). Without my friend I think I would have been quite lost in the train station between the masses of people, piles of luggage and the venders, porters and beggars. Going by train in India is a different experience than in Europe, so I was quite busy watching. There were mostly families traveling, carrying along their whole household, continuing their every day life on the train. The ladies sat quietly, caring for the family. The children played or slept and no matter how they behaved were treated very soft and nice. The men chatted and discussed loudly most of the time. Where I sat they seemed to compare Kolkata, Siliguri, Delhi and Mumbai for most of the time, because those words I could distinguish very often within the incomprehensible flow of some Indian language. A lot of men pass, yelling out the goods they want to sell.

  Tea, coffee, snacks,sweets,toys etc. The sight of a European girl traveling by herself is very unusual.In India hardly anyone travels without company, especially girls don't and Westerners are always an event. So the first question anyone dares asking usually is: 'You travel alone?' followed by: Where do you come from? What's your name? What does it mean? Where are you going? Do you have brothers and sisters? Are you married? How do you like India? Everyone I met on the train was very friendly and helpful.I slept all through the night and in the morning a arrived in NJP.

  There I was supposed to be picked up by someone from Makaibari, but there were only lots of taxi drivers offering their service. After waiting and sweating some time with my heavy luggage I tried to call in Makaibari, but the numbers had changed. With the help of the Tourist Office I finally talked to Mr. Banerjee, who expected me one month later. He organized a taxi and after a drive with a talkative driver I finally arrived in MAKAIBARI. I first got offered a cup of tea.  


■□■  最後に  ■□■
 最後まで読んで下さってありがとうございます。
 先日インド代表の石井吉浩がインドにてインド駐日セト大使にお会いしました。大使はマカイバリ茶園の取り組みを大変高く評価しており、これからはインドも環境保護に対して積極的に取り組んでいく、と話しておられました。 私たちも今年もマカイバリ茶園水プロジェクトが実現できるように努力してまいります。

 ではまた来週  ご意見・ご感想お待ちしております。  tea@makaibari.co.jp

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