ダージリン・マカイバリ紅茶農園から届く、紅茶のメールマガジン「マカイバリ紅茶通信」

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マカイバリ紅茶通信

マカイバリ紅茶農園から届く紅茶のメールマガジン「マカイバリ茶園通信」。マカイバリ茶園主からの手紙や、マカイバリ茶園の紅茶のこと、シュタイナーのバイオダイナミック農法、そしてニューデリー駐在員からのインド情報など、旬の話題を盛りだくさんでお届け中です!

 

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ダージリン・マカイバリ紅茶通信
17号 2001年11月17日   産經新聞論説員・千野境子氏の訪園、水プロジェクトの夢

 こんにちは。マカイバリジャパンの石井です。
  すっかり寒くなりましたね。 街には早くもクリスマスのイルミネーションが きれいに輝いています。マカイバリジャパンでもクリスマスギフト用の紅茶やティーコージーなどを用意しますので是非ご利用ください。


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INDEX
■茶園主ラジャ氏からのメッセージ
■茶園主ラジャ氏の原文
■紅茶教室の感想
■最後に
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■◇■ラジャさんからのメッセージ■◇■
今回はマカイバリ茶園及びラジャさんの30年来の夢である水プロジェクトの話です。水不足が深刻であるダージリンではマカイバリ茶園も例外ではありません。毎日10キロの山道を女性や子供が水を汲みに山を下り上りしています。水プロジェクトとは、マカイバリ茶園にある滝で発電を起こし、その発電で森林の湧き水をポンプで山頂にくみ上げ生活用水として従業員に配水すると共に茶園に散水する計画です。現在このプロジェクト実現に向けて融資を受けるためにさまざまな機関にレポートを出して努力しています。

 今回のタイガー夫人(石井洋子)のダージリン訪問記第3部は、何時ものとは違っています。何時もの通りマカイバリコミュニティーのリーダー達がタイガー夫人及び一行を歓迎するために会議室に集まりました。私はコミュニティーのメンバーに千野境子女史(産経新聞の論説委員)とガリー(チベット人で千野さんの案内役)を初めて紹介しました。 マヤ・デビ(コミュニティーの女性リーダー)はその日歓迎の言葉と 、コミュニティーの全ての質問をする代弁者に決められていました。マヤはタイガー夫人一行に歓迎の言葉を述べ、その後小さな水プロジェクトに対する融資の進捗状況を質問しました。なぜならば、トヨタ・タイガーとその夫人から前回ダージリン訪問時に、コミュニティーに対して水プロジェクト実現の為に日本の政府機関に対して融資のための努力をする旨約束して貰っているからです。タイガー夫人は「日本ではプロジェクトの政府援助許可を取るのに時間がかかります。夫タイガーが今日本でその為に努力をしています」と答えました。もしこの許可が下りればコミュニティーは水プロジェクトの夢を実現可能だし、新しい希望と繁栄を約束するでしょう。もしこのプロジェクトが設置されると、子ども達は湧水している水を採りに山の麓まで歩いて行く必要がなくなります。発電された電力で山の頂上、1000m位の高さまで水は汲み上げられ、7つの村に重力で配水も可能になります。全ての人々が家庭で飲料水、入浴、そして洗濯用に水を得ることができ、幸福となるでしょう。水を確保するのに誰もが毎日10km歩く必要が無くなります。

 マヤは千野女史に産経新聞の発行部数を尋ねました。彼女の回答は2百万部でした。そして、マヤは千野女史に読者一人一人に5ドルをプロジェクトの為に寄付をお願い出来ないか、もし可能なら容易に資金が集まるのですがと尋ねました。千野女史は今回は特別の目的、即ち 1877年に日本人として初めてダージリンを訪問した人の調査の為に来ました。それ故マカイバリコミュニティーの夢を実現させる為に再度ダージリンに来ますといわれました。皆は感謝の念を抱きました。

 そして翌日私達はダージリンの街に行きました。晴天に恵まれ素晴らしいものでした。カンチェンジェンガも完全に雪に覆われその素晴らしさもその背景も感動的でした。不幸にも帰る時道に迷い、訳の分からない内に歩行者地帯に入りました。そこではデュセラを祝う地元、旅行者の大群衆がいました。 群集は何故私達が侵入して来たのかと車を囲い恐喝して来ました。酔っ払いの若者の恫喝もありましたが謝罪することで、道に出る事ができ、友人のマハラジャ夫人(旧藩主のお后)の ブルドワン・カルナ・メタブのお城に行きました。彼女は素晴らしいお客のもてなし方で、ご足労にも全てお城内の荘厳さを案内してくれました。ダージリンの眺望と万年雪を見せてくれました。

 全て楽しい事には必ず終焉があります。そして千野女史とお供に別れを告げる事は悲しいものでした。そして更に翌日タイガー夫人と美人のトラの子に別れの手を振るのは悲しいものでした。別れは大きな悲しみですが、逆に又再会は無限の喜びであると思います。物理的に私達は遠く離れますが、その時鼓動は強く打ちます。 距離には全く関係ありません。親しい人に別れを告げた読者の皆様に。別れた友人が次回再会した時に非常に大きな幸福を持って来ますという事をお忘れなく。 来週迄に涙を拭ったタオルを絞ってそして干して下さい。 二度とそのタオルを使われる機会がありませんように。

ラジャ・バナジー


■◇■ラジャさんの原文■◇■
  As usual in the evening,the core group leaders of the Makaibari Joint Body had gathered at the convention room to greet the Tigress and her group. I made the fresh introductions for Ms.Chino and Mr.Gary to the committee. Maya devi,had been copted to welcome and ask all the questions by the joint Body as the spokesperson for the evening. Maya,welcomed the Tigress's group and then asked her, if she had made any progress with the loan for the small hydel project --as both the Toyota Tiger and Tigress had promised to seek a loan for the turbine and water project for the community,during their last visit. Tigress,explained that any project sanctions in Japan moved slowly,and that was the reason that she had left the Tiger behind at tokyo to pursue the matter,whilst she visited herbeloved Makaibari forests and the community.

  Once that was installed,then the children would not have to walk to the bottom of the hill,every day,where the sparkling water was carried from. The electricity would enable the water to be lifted to the top of the mountain--all of 1000 metres and distributed to the seven villages by gravity. Everyone was happy that in time all would have water on top for drinking,bathing and washing on tap in their houses. Then no one would have to walk 10 km every day for this essential.

  Maya,next asked Ms.chino,how many people read her newspaper. 2 million was her reply. She then asked Ms.Chino, if it would be possible to appeal to all her readers for the turbine project by contributing $5 each,so that the turbine money could be raised speedily. Ms.Chino,said she was on a different mission this time to research extensively on the first Japanese visitor to darjeeling in1877, however,she would return again to Mb and try her best to fulfill the wishes of the MB Joint Body request.

  Thanks were accorded to all, and next day we left for Darjeeling. Had a wonderful day,with clear blue skies and the majesty of the eternal snows of kanchenjunga as the backdrop was uplifting and inspiring. Unfortunately.on our way back,we lost our way,and entered a pedestrian zone unknowingly (there were huge throngs of tourists as well as local people celebrating Dussera), and a mob threat eningly surrounded our vehicle as to why we had trespassed. After due apologies,and slight aggressiveness from drunken youngsters,we succeded in making our way to the palace of my friend the Princess of Burdwan,Karuna Mehtab. She was a delightful hostess,and took great pains to show my friends the palace in all its magnificience and spectacular views of darjeeling and the eternal snows.

  Alas,all good things must end,and it was with aheavy heart that we bade Ms.Chino and her assistant goodbye. The next day at the airport it was even sadder for us to wave adieu to the Tigress and the beautiful Cub Hiroko. I know that parting is full of sweet sorrow,but also meeting again is unbounded joy. Although we may be far apart physically,when the heart beats strongly--distances have no meaning. To all readers who have bade farewell to dear ones--remember the next meeting with departing friends will briing in tremendous happiness.

  Till next week--please wring out the towels used to mop the tears, and dry it ,and never use it again.-

rajah Banerjee


■◇■紅茶教室の感想■◇■
 先日、横浜にある「ナチュラルハーモニー」さんで紅茶教室を開催しました。限定15人の定員で、15人の方のご参加をいただきました。生産者ラジャさんの理念であるバイオダイナミック農法の説明や、コミュニティーの様子(バイオガス、女性バンク運営等のさまざまな取り組みと紅茶栽培への情熱) 等を聞いて頂きました。 次に春、夏、秋それぞれの高級グレードのマカイバリ紅茶6種類を試飲していただきました。 そして平成11年にNHKで放映されたマカイバリ茶園のビデオを観ながらそれぞれの方のお好きな季節のマカイバリ紅茶を選んでいただき、無肥料で作られたおいしいりんごケーキと一緒に堪能して頂きました。

 このような贅沢な試飲会は、私達にもはじめての経験でした。私どもの拙い説明でしたが6種類のマカイバリ紅茶の素晴らしさに助けられた心に残る会でした。

  ではまた来週  ご意見・ご感想お待ちしております。  tea@makaibari.co.jp

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