ダージリン・マカイバリ紅茶農園から届く、紅茶のメールマガジン「マカイバリ紅茶通信」

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マカイバリ紅茶通信

マカイバリ紅茶農園から届く紅茶のメールマガジン「マカイバリ茶園通信」。マカイバリ茶園主からの手紙や、マカイバリ茶園の紅茶のこと、シュタイナーのバイオダイナミック農法、そしてニューデリー駐在員からのインド情報など、旬の話題を盛りだくさんでお届け中です!

 

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ダージリン・マカイバリ紅茶通信
15号 2001年11月3日   マカイバリ茶園に泥棒が!

 こんにちは。マカイバリジャパンの石井です。
  朝夕すっかりと冷え込んでまいりました。今週から11月です。月日のたつ早さを感じます。マカイバリ茶園では今年の茶摘みが間もなく終了します。来年の3月の春摘み紅茶ファーストフラッシュの茶摘みまで茶園はお休みとなります。その間、女性は雨によって崩れた茶園内の道の整理を、男性は小屋の修理や枝刈り、肥料を作ったり蒔いたりなど、来年のおいしい紅茶をつくるための準備をはじめます。おいしい紅茶ができる背景には、多くの人の手がかかっているのです。来年の紅茶が今から楽しみです。

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INDEX
■オータムナルフラッシュ在庫少しになりました
■紅茶教室のお知らせ
■茶園主ラジャ氏のメッセージ
■ラジャ氏の原文
■最後に
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■◇■オータムナルフラッシュ在庫少しになりました!■◇■
 秋摘み紅茶オータムナルフラッシュが入荷してから2週間ちょっと。多くの方からご注文をいただき、オータムナルフラッシュの在庫が残り少しになりました。嬉しい悲鳴です。心より御礼申し上げます。 大至急茶園に2度目の注文をしました。10月に茶摘された新鮮なオータムナルフラッシュは秋らしい、しっくりとした深い味わいがあり、自然の甘さがたっぷりです。

 お客様より次のようなご感想をいただいております。
・セカンドフラッシュと後味が違いますね。花というよりも果実に近い香りです。
・熟成された味と香りがとてもおいしいです。
・1日に何杯も飲める紅茶です。
・渋みがあまりなくて甘いです。

 すぐに茶園にオータムナルの2度目のオーダーを出しました。入荷は12月上旬になる予定です。まだご購入されていない方はお早めにご注文くださいませ。ご注文をいただいてから2〜3日以内に発送いたしております。

ご注文はこちらから http://www.makaibari.co.jp/shopping/index.html


■◇■紅茶教室(Natural Tea Time Lesson)のお知らせ■◇■
 いつも試飲会を行っているナチュラル・ハーモニーさんで 今度は紅茶教室(Natural Tea Time Lesson)を行います。春、夏、秋摘みそれぞれ旬のマカイバリ紅茶を飲み比べながら、紅茶のいれ方や紅茶の知識、バイオダイナミック農法などの話をします。

 ナチュラル・ハーモニーオリジナルの旬の素材を使ったお菓子と一緒にNatural Afternoon Teaを楽しみませんか? 自然のおいしさをぜひ体験していただき、その背景にある 農法などもご理解いただければ幸いです。お近くの方はぜひご参加ください。
日時 2001年11月15日(木)
時間 15:00 〜 16:30 定員 15名
参加費 1500円(消費税別)
場所 横浜市青葉区荏田西1-3-3 InterNatural Garden PLANT'S 内 Natural Harmony CAFE&DELI http://www.naturalharmony.co.jp/sub7htm.htm

定員になり次第締め切らせていただきます。
ご予約・問い合わせ先 045-910-1246 担当 横田様まで


■◇■茶園主ラジャ氏のメッセージ■◇■     
先週のインドはデュセラという大きな祭りがありました。茶園も工場もお休みでしたが、その間になんとマカイバリの工場に泥棒が入りました。そのときの話です。

 デュセラのお祭りをコミュニティー全体で盛大にお祝いしようとしていました。この祭りはダージリン地方では最大の祭りです。 祭りは10月23 日から28日まで続きました。

 午前2時に工場のガードマンが窓を叩き、私は熟睡から目を醒ましました。彼は紅茶を盗もうとしていた泥棒を工場内で捕まえたと報告してきたのです。私は直ちに警察に連絡しました。警官は逮捕に出かけるために車を出してくれと要求してきました。私は運転手を呼び出して彼を交番に行かせました。他のコミュニティー達はガードマンと一緒に工場内に隠れていた別の二人の泥棒を捕まえました。この二人が別の窓から安全なところになぜ逃亡出来なかったのには驚くべき理由がありました。

 全てのマカイバリの村人が棍棒やクルキス(ゴルカ兵の伝統的戦闘ナイフ)を持ち、協力して工場をすべて囲んでしまった為、蟻一匹とて逃げ出すことができなかったのです。全ての出口は300人の男女によって閉鎖されていました。やがて警官達は到着しましたが、彼らは群集の結束に驚きました。警官達が工場内に入るや否やコミュニティー全員が「我々は正義を要求する! 正義を要求する!何故警官はすぐに来ないのか。何故自分達が警官の仕事をしなければならないのか!」とシュプレヒコール(大きな声を上げた要求)を始めました。 300人が一斉にそろって連呼したシュプレヒコールは、警官を無気力にしてしまいました。

 警官達は私に助言を求めてきました。 そこで私は彼らに「詰所から援軍を求めたら」と助言しました。震えながら彼らは援軍を求めました。最終的に援軍が到着し、怯えきった泥棒と最初の警官達が牢屋に向かったのは夜明けでした。自分達の最も重要な寺院(工場)が危機にさらされるという思わぬ事態に直面し、果敢に挑戦するコミュニティーの結束を目の当たりにして私は非常に感動しました。

 いかなる逆境をも共同で克服できる力があるのだという意識があってこそ、初めてこのような事できるのだと私は感じます。 我々がよりどころとする教訓だけでは、いくら束ねても簡単に敗北者となります。

ラジャ・バナジー


■◇■ラジャ氏の原文 ■◇■
  The Dussera holidays were about to be celebrated with great pomp by the entire community as this is the biggest festival of the region. The holidays were set to begin from the 23rd October till the 28th October.

  At 2 am in the morning, the security guards at the factory, knocked at my window,awakening me from deep slumber. They informed me that a burglar had been caught inside the factory stealing teas. I immediately informed the police,who asked for a car to be sent to them for them to take any action. I called my driver and sent him up to the police station. Meanwhile, the other assistants together with the guards succedded in apprehending two more burglars who had been hiding inside the factory premises.The reason the other two had failed to escape from other windows to safety was indeed statling. The entire Makaibari villagers had encircled the factory,armedwith sticks and khukris(traditional Gorkha fighting knife),joining thierhands so that not even an ant could escape.

  All exits were effectively blocked by over 300 men and women. The police arrived in due course and were taken aback at the solidarity of the throng. As soon as the police entered,the entire mass commenced chanting in one voice"we want justice--we want justice. Why cannot the police come immediately. Why do we have to do their job?" The continuous chanting of 300 people in unision was enough to unnerve the police force. They turned to me for advice. I suggested that he call for a larger force from their station. Shakily ,the officer did so. It was dawn,when finally reinforcements arrived, to escort the frightened burglars as well the original force to gaol.

  It was truly an inspiring experience for me to witness the unity of the villagers,to tackle a volatile situation so effectively,when the temple(factory0 was under threat. This I feel can only occur when there is considerable awareness that imparts the strength to overcome any adversity jointly. The moral--united we stand,alone we are easily defeated. ■


◇■最後に■◇■
 最後まで読んでくださりましてありがとうございます。 当たり前の教訓だけでは大事において役に立ちません。 どんな逆境でも結束力をもってすればそれに打ち勝つことができるのですね。今回の事件がそれを教えてくれた気がします。


  ではまた来週  ご意見・ご感想お待ちしております。  tea@makaibari.co.jp


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