紅茶 オーガニック
インド オーガニック アッサム
ハティクリ茶園
ハティクリ茶園はラジャ・バナジー氏マカイバリ茶園 創業家四代目が紹介してくれた茶園で、
マカイバリジャパンでもハティクリ茶園紅茶は人気があります。
2018年夏、ラジャ・バナジー氏、そしてインド・デリーHAPPY HUNTERの店主・石井博子、
マカイバリジャパン・スタッフの3人で訪問しました。
紅茶栽培に適した自然環境
ハティクリ茶園はアッサム州中央にあります。茶園の広さは全体で687ヘクタール。茶畑はその内457ヘクタールです。マカイバリ茶園のような山岳地帯ではなく、ハティクリ茶園は見渡す限りが平地の茶畑で、生産量も600トン近くあります。そのスケールの大きさに驚きます。アッサム紅茶はダージリン紅茶と異なり、もともとアッサム地方に自生していた茶樹が紅茶として認めらてから、生産されるようになりました。肥沃な土地と熱帯気候が、アッサム紅茶栽培には適しています。

ハティクリ茶園ハティクリ茶園
茶摘み女性。
ハティクリ茶園
アッサムの葉はこんなに大きいです。
アッサムでは珍しい有機農法を実践する茶園
アッサム州の中で唯一UNESCOの世界遺産でもあるKaziranga National Park(カジランガ国立公園)に隣接していることから茶園を有機農法に切り替えました。公園から象(ハティ)が頻繁に(クリ)に訪れるためにハティクリという茶園名がつけられました。動物たちのために有機農法に切り替えたアッサムでもユニークな茶園です。

ハティクリ茶園
カジランガ国立公園の入り口。
ハティクリ茶園
ハティクリ茶園にあらわれた象。
ハティクリ茶園
カジランガ国立公園にいる白サイ。アッサムのシンボルでもあります。
独自の有機農法を実践
ハティクリ茶園では2011年に完全に有機農法に切り替え、2013年には日本農林規格有機JASも取得しました。周りのジャングルから集めたハーブの抽出液でつくられた独自の調合剤や虫によってつくられた肥料を使用するなど、独自の農法を実践しています。微生物が棲む土、土から育てられる植物、そして植物を食べる動物すべてがお互いに関連しあえる環境づくりに力をいれています。インドのみならず世界中からの需要に応えられるように、工場は最新鋭の設備を導入して、大量生産を実現しています。

ハティクリ茶園
牛やヤギが自由に茶畑に入り、雑草を食べて糞を落としてくれます。
ハティクリ茶園ハティクリ茶園
土の中の微生物を育てて肥料をつくります。 ハーブの抽出液から調合剤をつくります。
ハティクリ茶園ハティクリ茶園
最新鋭の設備機械をもつハティクリの工場。象のマークがついています。 ハティクリ茶園の子ども。学校からの帰りです。
ハティクリ茶園
象のマーク
働いている人々の福利厚生が充実
財閥タタグループが経営している茶園だけあり、働いている人々の福利厚生は充実しています。茶園内には学校や託児所はもちろんのこと、無料で診療を受けられる病院もありました。最新鋭の血圧計もあり、茶園の人々のデータがすべて登録されています。また寝たきりの人や通院できない人は家までの往診サービスも受けられます。働いている人々とその家族の健康は何よりも大事です。ハティクリ茶園では最新鋭の設備で、人々の健康を管理しています。また、地域の人々も無料で病院で診療を受けられるので、地域にとっても欠かせない病院になっています。
ハティクリ茶園ハティクリ茶園
リゾート地のような病院内。 病院長のシャルマ氏。一人一人の患者さんを親身になって診ていました。
ハティクリ茶園ハティクリ茶園
託児所で働く先生たち。優しい笑顔です。 病院の看護師さんとスタッフ。ホスピタリティにあふれています。
ハティクリ茶園ハティクリ茶園
ハティクリ茶園の託児所。 子どもたちは栄養管理が行き届いた食事を毎日食べられます。
様々なプロジェクト
ハティクリ茶園では働いている人々が給与だけでなく、その他からも収入が得られるプロジェクトを実施しています。その一つが魚プロジェクトです。広大な茶畑のあちらこちらにある人工池。ここで魚の稚魚を育て、村の人々に譲ります。人々は魚をさらに大きくして市場に売りに行きます。アッサムの人々は魚を食べるので、大きな副収入になります。また、茶畑であちらこちらに木に巻き付く胡椒の木のつる・・が見られます。ハティクリ茶園では紅茶栽培と一緒に胡椒も栽培しており、年間に2トンも栽培されているそうで、これも副収入になります。
ハティクリ茶園ハティクリ茶園
茶園のあちらこちらに見られる人工池。 池の横にある施設で魚の卵をふ化させます。
ハティクリ茶園ハティクリ茶園
魚プロジェクトの看板。 大きな木に巻き付く胡椒の木。
若手の凄腕マネージャー・チャンドン氏
ハティクリ茶園のマネージャーは36歳で史上最年少でマネージャーに抜擢されたチャンドン氏です。ハティクリ茶園にきて5年目になります。ハティクリ茶園のオーナーはインドの財閥タタグループです。チャンドン氏は常にコルカタ本社に連絡・報告を欠かさず、誠実で仕事に忠実な人です。今回の滞在ではチャンドン氏の自宅兼ゲストハウスに宿泊させてもらいました。植民地時代の面影を残す素敵なバンガロールでした。
ハティクリ茶園
紅茶のテイスティングルームにてアッサム紅茶について議論するラジャ・バナジー氏(左)とハティクリ茶園マネージャーのチャンドン氏。
ハティクリ茶園ハティクリ茶園ハティクリ茶園
チャンドン氏とHAPPY HUNTER店主・石井博子(左)、マカイバリジャパン・スタッフ。 チャンドン氏の自宅。植民地時代の面影を残すバンガロールです。 朝と夕方にアッサム紅茶が部屋まで運ばれます。



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