2025年春 マカイバリ茶園
ダージリンに冬が訪れる12月中旬から2月下旬、茶木は寒さのために"冬眠"します。そのため、茶摘みは行われず、茶園では土づくりや茶木のメンテナンスを行います。暖かくなる3月初旬から少しずつ小さな新芽が顔を出し、茶園では試験的に茶摘み、製茶が行われます。そして、しっかりと新芽が生育し準備が整った時、初出荷の日が決まり、公式にその年の生産が始まるのです。今年の初摘みDJ-1の茶摘みは3月27日でした。ここ数年、ダージリンは
3月27日にはプジャー(祈りの儀式)を行います。1年の始まりでもあり、豊穣と人々の健康と幸せをお祈りします。

儀式の後は人々にスイーツが配られます。

お菓子を手にした人々の顔には、嬉しさが溢れています。

配られたお菓子。
人々の努力が実ったDJ-1
初摘みDJ-1は茶葉が大きいアンカットタイプです。2024年から始まった大改革のお蔭で、クオリティがぐんぐん上がってきています。雨が降らなくても、マルチングの"布団"で覆われた土には湿気が蓄えられ、人間の心配をよそに、茶木は見事な新芽を芽吹かせています。茶畑が黄緑の